2021 Fiscal Year Research-status Report
歴史遺産の保存と観光資源化における政治過程の比較都市社会学
Project/Area Number |
19K13892
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
森久 聡 京都女子大学, 現代社会学部, 准教授 (20736649)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歴史保存 / 観光資源化 / 比較社会学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究計画における調査対象地である北海道,広島県,福岡県,熊本県および申請者の居住地である京都府において,新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが実施された。北海道では地域活性化のイベントの参与観察調査を予定してたが,イベントそのものが新型コロナ感染拡大に伴い中止となった。また,広島県福山市の調査では,調査対象地が高齢者が非常に多い地域であることから,現地調査を自粛した。また,福岡県,熊本県は今年度の調査計画では調査を実施する予定がなく,調査対象者を探す段階であるため現地調査は実施できなかった。 そのような制約の中で,広島県福山市の調査については,行政機関(福山市)にオンラインを利用したリモートでヒアリングを実施した。また,過去のヒアリングデータを二次分析に取り組み,これまで検討・分析されていない課題の洗い出しを行った。それによって新たな調査テーマを発掘し,文献資料の収集と分析を中心とした研究に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査対象地である北海道・広島県・福岡県・熊本県および申請者の居住地である京都府において,新型コロナ感染拡大に伴う非常事態宣言やまん延防止等重点措置などが実施されたため,研究計画にしたがって現地調査を実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルスの感染状況を考慮しながら,現地調査を実施する。また,行政機関についてはオンラインを利用したリモートでヒアリングに積極的に取り組む。また,過去のヒアリングデータの二次分析をすすめることで,これまで検討・分析されていない課題の洗い出しを行い,研究を進めていくこととする。
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