2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K13898
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
永井 純一 関西国際大学, 現代社会学部, 准教授 (90552828)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 音楽フェスティバル / 地域振興 / 交流人口 / 関係人口 / 経済効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
ふたつの量的調査を企画し、実施した。①については前年度の聞き取り調査と文献研究をベースに予定していたものである。②についてはコロナ禍におけるライブエンタテイメントの落ち込みを受け、企画実施した。一方で新型コロナウィルスの影響でほとんどの音楽フェスティバルは中止となってしまった。そのため現地取材は行うことができなかった。 ①音楽フェスティバルと地域社会についてのアンケート調査(2021年3月15日~5月11日) 音楽フェスティバル の主催者を対象に行政や地域社会とイベントの関係性についての調査を行い、116件の有効回答を得た。準備期間には調査対象となるフェスティバルの選定やアプローチ方法、質問項目の作成は調査協力者の協力を仰ぎながら、約4ヶ月にわたり協議した。 調査は当初2週間を予定していたが、さらに多くの回答を得るために延長した。主な調査項目:主催者の形態、行政・市民団体との連携状況、助成金・補助金の利用状況、地域貢献への自己評価など。成果:これまでに主に個別のエピソードベースで語られてきたアジェンダについて、数値化することができた。また多くの協力者(音楽フェスティバル)を得ることができた。 ②ライブゴアーに対する意識調査(2020年11月13日~11月20日) 過去2年間に1回以上ライブに行った経験のある人を対象に413件の有効回答を得た。調査機関を介したインターネット調査。主な質問項目:音楽ライブへの参加実績、音楽フェスに関する意識、ライブ空間に関する意味づけ、コロナ禍でおこなった音楽支援行動など。成果:これまで指摘されていたフェスティバルゴアー(音楽フェスティバルに行く人びと)の傾向を、定量的に確認することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
出張を含む現地調査・取材は行うことができなかったが、量的調査については予定通り行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
量的調査によって得たデータの集計と分析が主なタスクとなる。調査に協力的な回答者に対しては聞き取り調査もおこなう予定である。
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Causes of Carryover |
予定していた出張が中止となったため、翌年度に繰越した。
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[Book] 都市科学事典2021
Author(s)
横浜国立大学都市科学部
Total Pages
1052
Publisher
春風社
ISBN
9784861107344
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