2021 Fiscal Year Research-status Report
「真正の評価」論にもとづく国語科のカリキュラム・デザイン
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19K14113
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Research Institution | Osaka Seikei University |
Principal Investigator |
山本 はるか 大阪成蹊大学, 教育学部, 講師 (70760809)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 国語科 / 真正の評価 / カリキュラム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「真正の評価」論にもとづき、子どもたちの本物の生活場面と結びついたり、専門家が知を探究する過程を子どもたちが追体験したりする国語科の評価課題と、子どもたちの思考過程を見取る評価規準を作成することで、長期的にしか育たない国語科における高次の学力を育てるとともに、子どもたちが学習の連続性を自覚できるカリキュラムをデザインすることである。この目的にもとづき研究を進めることで、①「真正の評価」論にもとづいてカリキュラムを具体化するための方法論を獲得すること、②長期的にしか育たない国語科の高次の学力を対象としたカリキュラム・デザインを提示することという2点の独自性と創造性が生み出されると考えている。 本年度は、大きく二つの内容で研究を進めた。一つは、真正の評価論に関する理論的整理である。「真正」という用語のもつ危険性や、「真正性」と教師による教材研究とのつながりを分析した。もう一つは、小学校で実施した国語科の授業研究で生み出された子どもたちの成果物の分析である。これらの研究の成果を『大阪成蹊教職研究』詩上と『教育科学国語教育』誌上で発表することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度、時間を要した子どもの成果物の分析を進めることができ、さらに「真正性」の検討が進んだため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで主に文学作品を用いた授業を中心に進めてきたが、他分野の単元にも視野を広げ、授業計画を立案する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍において、海外における資料収集および現地調査ができなかったため。次年度渡航が可能になれば、予算を使用し、現地調査を予定している。
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