2021 Fiscal Year Research-status Report
The Influence of Global Competence on Intercultural Sensitivity: Sustainable US-Japan Teacher Education Reform
Project/Area Number |
19K14128
|
Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
Burkart K.I. 大分大学, 教育マネジメント機構, 准教授 (40758025)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | オンラインアンケート / コロナウイルス感染症拡大 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度もCOVID-19による世界的パンデミックが続き、研究活動が著しく制限された。特に国内外におけるデータ収集のための出張やイン タビューなど、人の接触が制限されたため、Google Form を使って作成したオンラインアンケートを実施した。初年度の段階で、当初計画していた紙媒体でのアンケートで金沢大学からは教育学類に所属する学生約200名から紙媒体でアンケートを収集することができており、追加のデータを収集するべく、研究協力者を通じてオンラインアンケートのリンクを配布し、量的データを収集しようと努力したが、オンラインアンケートの収集は予測通り回収率が悪く、若干名のデータしか集まらなかった。 大分大学と金沢大学の2大学の教育学部全学年のデータを同じ方法(この場合は紙媒体)で収集できれば理想的であったが、コロナウイルス感染症拡大の影響で、思うようにデータが収集できなかった。いつこの状況が改善されるか目処がつかない現状で、紙媒体のアンケートを収集するのはかなり難しく、またオンラインでの回収率が劇的に改善されるとは思えない状況であるため、現段階で集まったアンケートデータをもとに解析を開始した。現段階で集まっているデータは完全ではないにしろ、許容誤差を5%とすると現段階であるアンケートのサンプル数で十分と判断した。 本データの量的分析(重回帰分析)を終えて、ISIとGCIの関係を解析して因果関係を探る。主成分解析(PCR)を用いて、主成分を抽出する。その主成分をもとに半構造化面接のプロトコルを作成する。質的データの収集に関しては、世界的パンデミックにおいて面接を行うまでのプロトコルの設定が困難であったため本プロジェクトを延長し、翌年度に持ち越した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19による世界的パンデミックにより、前年度からオンラインアンケートでデータを収集しようとしたが、回答率が著しく低く、思うようにデータが集められなかった。パンデミックが鎮まるのを待って、紙媒体でのデータ収集を考えていたが、現段階で集まっているデータでも分析ができると判断し、量的データの収集を打ち切った。次の段階である質的データの収集に関しては日本国内外での半構造化面接は翌年度に持ち越す他選択肢はなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在収集しているアンケートの有効データの集計は終了したが、半構造化面接のプロトコルの作成には苦戦を強いられている。令和4年4月現在、コロナウイルス感染拡大による国内外への移動規制は少々緩やかになってきている。量的データの検証の目処は立ったので、8月中旬までに半構造 化面接の質問事項を作成する。日本における量的データの検証によって作成される質問事項を2014年にアメリカで行った量的データの検証結果と照らし合わせて、日米両方で統一した質問事項を作成し、英訳したものを準備する。国内外の移動の制限が緩和されたときにすぐに現地で半構造化面接を行えるよう、特に金沢大学、西フロリダ大学、南フロリダ大学の研究協力者と打ち合わせをして、訪問の計画を立てる。
|
Causes of Carryover |
コロナウイルス感染拡大の影響を受け、国内外での移動が著しく制限されたため、旅費の使用が0円であった。また同じ理由で、該当年度の研究計画の中枢で あったデータの収集が滞り、予定していた予算の執行ができなかった。未使用額は当初の予定通り、金沢と米国においてインタビューデータを収集したり、学会発表のための渡航費、旅費として使用する。インタビュー調査協力者やTriangulation調査協力者への謝金を支払う他、膨大な質的データを処理する際のリサーチアシスタントを雇用する予定である。
|