2021 Fiscal Year Annual Research Report
保育者用GRIT尺度開発とストレスマネジメントプログラムの提案
Project/Area Number |
19K14181
|
Research Institution | Nagoya Women's University |
Principal Investigator |
田村 知栄子 名古屋女子大学, 文学部, 講師 (50801544)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 保育 / 早期離職 / GRIT / ストレスマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
保育者のストレス対処モデルを構築し、保育者用のストレスマネジメントプログラムの提案をしていく。さらに、保育者版GRIT尺度の開発をする。本研究内容は、保育者の早期離職を予防することの一助となりえると考える。 研究の方法 保育者のストレスやその要因について国内外の文献検討をおこなう。さらに、GRITに着目した研究に関しても検討をおこなっていく。それと並行してインタビュー調査をおこなっていった。現役保育者(新人・中堅・園長)10名および養成校の学生10名から保育場面における困難状況とそれの克服に関しての聴き取りをおこない、質的に分析をし、保育者および養成校の学生の困難状況とその克服に関しての概念構築をおこなった。 調査項目を精査し保育者用GRIT尺度の開発をおこなう。申請者の勤務校の実習先である保育所・幼稚園200箇所および東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の1都7県の「保育所名簿」「幼稚園名簿」「子ども園名簿」を参照し、記載順に等間隔法を用いて10園に1園の割合で協力対象園を抽出していき計1000か所を対象としていった 前述の結果をもとにストレス対処モデルを構築し、保育者および学生用ストレスマネジメントプログラムの提案を試みた。前年度の量的調査の結果から、保育者の困難状況のストレス対処モデルと効力感モデルの構築を試みた。その結果から、保育者の困難状況ストレス対処、GRITと保育者としての効力感モデルを構築する。このモデルから介入プログラムの試案を作成する。予備介入も始めていき、プログラムの修正および調整をおこなっている。
|