2020 Fiscal Year Research-status Report
子どもの身体活動ガイドライン達成に貢献する生活場面の解明
Project/Area Number |
19K14187
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
笹山 健作 岡山理科大学, 教育学部, 講師 (20780729)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 小学生 / 子ども / 身体活動量 / 歩数 / 中高強度身体活動 / 通学場面 / 徒歩通学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では子どもの身体活動ガイドライン達成に貢献する生活場面を検討することを目的とした。2020年度は2019年度と同様の小学校を対象に、小学3年生から6年生の男女を対象に,加速度計で評価した身体活動量と通学場面との関連を検討した。対象者は睡眠時や水中での活動,接触を伴うスポーツ活動を除き,加速度計を腰部に連続した7日間装着した。自宅から学校までの往復の通学手段と時間については,質問紙を用いて評価した。始業開始の時刻および放課後開始の時刻は担任教諭が記録用紙に記入することで評価し,始業前の身体活動量は午前5時から始業開始までの時間を,放課後の身体活動量は放課後開始の時刻から午後6時までの時間を評価した。 2020年度は,身体活動ガイドライン達成(中高強度身体活動60分/1日)に必要な徒歩通学時間を検討するために,Receiver-operating characteristic(ROC)分析を行った。その結果,身体活動ガイドライン達成のためには,1日44.5分の徒歩通学時間が必要であることが示唆された(ROC曲線下面積=0.79%,95%信頼区間=0.70-0.88,感度0.74,特異度0.80,p<0.05)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り,小学生を対象に加速度計を用いて調査を実施し,身体活動ガイドライン達成に貢献する生活場面について検討できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度および2020年度に得られたデータ分析を進め,学術論文等への成果公表を行う。
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Causes of Carryover |
本研究では,小学生の中高強度身体活動を加速度計によって測定し,身体活動ガイドラインの達成率を評価するとともに,活動場面別の中高強度身体活動を明らかにすることを目的としている。この目的を検討する際に,加速度計が必要となる。現在でも,加速度計は所有しているが,加速度計の不足数が生じたため前倒し請求が必要となった。
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