2022 Fiscal Year Research-status Report
我が国の小・中学校におけるSTEM教育普及に向けたプログラム開発と人材育成
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19K14210
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
白數 哲久 昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (80810415)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | STEM教育 / プログラミング / 実証授業 / 米国視察 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、STEM教育の普及に寄与する教材とプログラムの開発及び公開を目的として、研究会、動画公開、実証授業、海外視察を行った。 研究会は全て昭和女子大学現代教育研究所主催で行った。①5月28日に紙を水に溶かして紙に戻す実験を検討した。この実験は、その後2023年3月21日のオンライン子ども実験教室として日本4か所、タイのバンコク1か所の計5か所を結ぶ教室の実施に発展した。②7月16日に風力発電でLEDを光らせる教材の検討を行った。この実験は、その後、11月14日の子ども実験教室として、被災地である福島県川内村での実施に発展した。③12月10日にプラネタリウムを投影するエアドームを検討した。 動画公開は、2021年度に科研費研究で開発した、手作り扇風機をマイクロビットプログラミングで制御する実証事業を撮影した動画を編集したものである。昭和女子大学現代教育研究所のホームページで見ることができる。 公開した動画の内容の発展として、実証授業を3回実施した。目的は、マイクロビットを使ったプログラミング教育を教師ではない人が教えることができるか検討することである。2023年1月18日に事前に学んでいる昭和女子大学の大学生が、昭和女子大学附属昭和小学校に行って、開発したマニュアルを使って小学生にプログラミングを教えた。1月13日と2月3日には都内のフリースクールで、昨年度プログラミングを学んだ5・6年生が4年生に教えることができるか実証授業を行った。この様子は動画撮影した。 海外視察では、9月18日から9月25日の間、米国カリフォルニア大学バークリー校ローレンツホールオブサイエンスを訪れ、この研究所が開発した理科教材を使った現地の幼稚園~中学校の授業を9コマ視察するとともに、教育委員会を訪れるなどして、教員、行政の実務者、研究者などと意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナの影響により米国視察が年をまたいでしまった。その分、国内での研究を重点的に進めることができた。STEM教育とプログラミング教育の両方を視野に入れた教材とプログラムの開発および、それらを用いた実践は、予定通り複数回実施することができ、新たな知見を得ることができた。しかし、事例が多くなり、それらを整理・分析する時間が十分に取れなかった。したがって、公開にむけて、研究を延長する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果の他に、米国視察で得た知見を加えた最終報告書を、WEB版と冊子体として発行する。発行に当たっては、成果を広く公開することを目的としてシンポジウムを開催する。
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Causes of Carryover |
最終報告書に、米国視察で得た知見を入れる。視察で得た資料の分析に時間を要しているため、報告書の発行が遅れている。報告書はWEB版と冊子体を発行する。冊子体の発行に予算を使う。
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Research Products
(6 results)