2021 Fiscal Year Annual Research Report
Incorporating L1 into Foreign Language Curriculum Development and Teaching Practice
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19K14233
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
王 林鋒 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 特命助教 (70806322)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ことばの教育 / ことばへの気づき / メタ言語 / 授業研究 / 複言語教育 / 専門職の学び合う |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、複言語主義アプローチから、ことばへの気づきをを目指す母語と外国語教育が連携する言語活動を実施しつつ、ALTを含め教員同士が実践するコミュニティーの構築を継続的に進めている。 協働的に省察する授業研究は、Schon (1983) が提案された省察的実践者の概念を用いた教員のプロフェッショナル・ラーニング・コミュニティによる行う授業研究を持ちいって行っている。協力授業者との協働だけではなく、協力授業者が属する校内外の教員コミュニティにも協働しあう。授業実践を公開し、異質性のある教員たちが協働的に省察する授業研究を通して、子どもたちの学び様子を根拠に国語教育と外国語教育が連携するあり方を議論しあっている。 本研究は、日本の小学校の学級担任の強みを活かすという点において、教師の成長を支える教師教育の側面も持つ。実践者である教員と共に実践を試行錯誤しながら行い、それを振り返りながら次の展望を切り拓いていく「省察的実践者」として成長する実践研究を行っている。 ALTを含め教員同士が協働探究ができるコミュニティーの構築は、「ALTと学校教員が外国語の教育実践を語り合う会」のオンライン開催によって継続している。ALTを交えて学校種を超えた教員たちが言語教育の話題を基にお互いの外国語教育の実践を語り合うことで専門職の学び合うコミュニティを発展し続けている。これによって、お互いの長期的な外国語教育実践を協働で省察することによって実践的力量の育成と共に外国語教育実践の理論化・高度化を図ることにつながる
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