2021 Fiscal Year Research-status Report
高等教育段階における長期欠席に関する基礎研究―支援モデルの構築に向けて
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19K14265
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Research Institution | Niigata Seiryou University |
Principal Investigator |
小林 智 新潟青陵大学, 福祉心理学部, 助教 (60806206)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 高等教育段階 / 不登校 / 長期欠席 / 大学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
従来までの義務教育段階における不登校研究を踏まえた上での高等教育段階長期欠席者研究の在り方について、方法論的観点を中心に論じてきた。しかしながらこのコロナ禍において大学に登学し授業へ出席するということの持つ意味合いに大きな変化が生じており、多様な形態による授業参加が認められるようになってきたことで、本研究の核をなす概念である欠席(出席)の意味が変質してきており、本研究における問いを再考する必要が生じた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に引き続き、感染拡大防止上の事情から新たな授業形態や大学運営形態に対応する必要があり、学事にエフォートを割くことを余儀なくされた。 これに伴う業務負担により、研究の履行に必要な時間を確保することが困難となり、研究の進捗状況は大幅に遅れていると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
従前の登学による授業出席を前提とした計画の履行は困難であり、大学を巡る情勢を踏まえた上で柔軟に研究計画を変更し履行する。また、感染拡大防止策による業務への影響も次第に小さくなってきていることから当該研究課題へのエフォートを高め、研究の履行を推進する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍における業務状況の変化により研究を履行することが叶わず、研究計画の履行において遅れが生じてしまったため研究費の執行が困難であった。
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