2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development and Evaluation of a tiered support system of parenting for children with autism spectrum disorders
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19K14306
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
神山 努 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (50632709)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / ペアレント・トレーニング / 階層的支援 / アプリケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、自閉スペクトラム症児の子育て支援における階層的支援システムを開発 し、その有効性を示すことである。そのためにまず、遠隔自学習による子育て支援プログラ ムを開発し、効果評価をすることとした。そして、その遠隔自学習と、申請者がこれまでに開発したペアレント・トレーニングから階層的支援システムを構成し、その効果評価をすることを計画した。本年度はこれまでに新型コロナウイルスの感染拡大防止等の点から実施できていなかった、ペアレント・トレーニング学習アプリケーションを用いた自学習ペアレント・トレーニング、集団形式によるペアレント・トレーニング、個別形式によるペアレント・トレーニングの階層的支援システムを提案するため、これらのペアレント・トレーニングを段階的に行うことの有効性を、一事例実験研究法により検証した。その結果、自学習ペアレント・トレーニングにより、日常生活動作やコミュニケーションの指導に成功した事例が見られた。一方で、自学習ペアレント・トレーニングのみでは子どもの行動変容に成功することが難しい事例には、両親共フルタイム勤務をしており家庭生活内で子どもの指導や記録の時間が限られた場合があると示された。一方で、集団形式によるペアレント・トレーニングは参加者のトレーニング参加や家庭ワーク実施が維持されやすく、これらの行動の維持強化要因には参加者の相互作用が指摘できた。個別形式によるペアレント・トレーニングは、支援者が直接子どもの行動に関する機能的アセスメントを実施する場合などがあげられた。
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Research Products
(1 results)