2023 Fiscal Year Research-status Report
小学生のプログラミング行動履歴に基づくラーニングアナリティクス環境の構築
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19K14337
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
藤原 賢二 東京都市大学, メディア情報学部, 講師 (80782622)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | プログラミング教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,これまでブロックプログラミングにおける行動履歴の収集システムおよび,収集システムを活用した小・中学生らの行動履歴の収集と分析を行ってきた. 2023年度は昨年度に引き続き,本研究課題の主目的である,小・中学生らのブロックプログラミングにおける行動履歴の収集を行った.具体的には,2023年9月に実施された東京都市大学主催の科学体験教室において公開講座を実施し,参加者へのアンケートを含む行動履歴の収集を行った.今年度の公開講座の内容は,2022年度のものから大きく変更していないため,2022年度と同様の分析を行うことで,より一般的な知見を得ることができると考える. これまで,収集した行動履歴はデータベースに格納されるのみで,詳細を分析するのに多大な時間を要していた.そこで,収集した行動履歴を基に小・中学校の教諭らが振り返りを行うための支援システムのプロトタイプ作成を行った.作成したシステムでは,学生ごとのブロックの数や種類などのメトリクスの遷移をグラフとして表示しつつ,プログラムのスナップショットをサムネイル化して俯瞰することができる. 2023年度に研究成果の論文誌への投稿を計画していたが,研究代表者のライフイベントおよび他の業務の影響により論文執筆に十分な時間を割くことができずに投稿できなかった. 今後は,2022年度と2023年度の収集結果を統合し分析を行った後,国際会議および論文誌への投稿を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「研究実績の概要」にも記載のとおり,2023年度に論文誌の投稿を計画していたが執筆に十分な時間を割くことができなかったため「遅れている」と判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度と2023年度のブロックプログラミングにおける行動履歴の収集結果を統合して分析を行い,国際会議および論文誌に投稿を行う.
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Causes of Carryover |
「研究実績の概要」にも記載のとおり,2023年度に論文誌の投稿を計画していたが執筆に十分な時間を割くことができなかったため,論文掲載料が発生せず次年度使用額が生じた. 次年度は国際会議での成果発表および,論文誌への論文掲載料として使用する予定である.
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