2020 Fiscal Year Research-status Report
Effect of auricular therapy on the learning context and the sleep of the college student
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19K14388
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
脇 英彰 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 助教 (50807899)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 学習状況 / 睡眠 / 抑うつ / 耳介療法 / セルフケア |
Outline of Annual Research Achievements |
【当該年度に実施した研究の成果】学生の学習状況は、睡眠や精神状態に大きく影響を受けるにもかかわらず、学校において有効な対策を示せていないことから、セルフケアとして行うことのできる対策が必要となる。我々は、睡眠や精神状態が学習状況に悪影響を及ぼしていると自覚する大学生を対象として、耳介通電の有効性を検証した。その結果、28日間の耳介通電は睡眠中の交感神経機能を抑制、副交感神経機能を亢進させ、学習状況、日中の眠気、抑うつ状態を改善させる可能性が示唆された。 【具体的内容】参加条件を満たした大学生18名を無作為に対照群と耳介通電群に割り付けた。主要評価項目は「学習状況」とし、1日目と28日目にUtrecht Work Engagement Scale(UWESS)で評価した。副次評価項目は「日中の眠気」、「抑うつ状態」、「睡眠中の生体反応」とした。「日中の眠気」と「抑うつ状態」はEpworth Sleepiness Scale(ESS)、Beck Depression Inventory(BDI)-Ⅱによるアンケート調査を行い、睡眠中の生体反応はSilmee Bar type Liteを用いた心拍変動解析により自律神経機能を評価した。耳介通電は伊藤超短波製の通電器を使用し、両側の耳介に100Hzの周波数にてセルフで実施させた。介入は入眠前に30分間実施することを28日間継続するように指導した。対照群は無介入とした。その結果、1日目と28日目における変化量の群間差における効果量はUWESSがr=0.44、ESSがr=0.38、BDI-Ⅱがr=0.40、睡眠中の自律神経機能がr=0.39であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、被験者募集ができなかったため、研究の遅延が発生した。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度と本年度に実施した研究を継続し、「学習状況」、「日中の眠気」、「抑うつ状態」に関するアンケート項目と「睡眠中の生体反応」として睡眠中の心拍数と自律神経機能の解析を行う。その上で、学会発表、オープンアクセス誌への投稿を考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、研究を継続する実施することができなかった。現在では、研究を継続できているため、謝金、データ解析、学会発表、オープンアクセス誌への投稿などに助成金を使用する予定である。
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