2021 Fiscal Year Annual Research Report
Effect of auricular therapy on the learning context and the sleep of the college student
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19K14388
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Research Institution | Teikyo Heisei University |
Principal Investigator |
脇 英彰 帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 助教 (50807899)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 眠気 / 睡眠の質 / セルフケア / 抑うつ / 心拍変動解析 / 交感神経機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
日中の眠気は、学業成績の低下、自殺、うつ病、交通事故などと関連することが報告されている。日本の大学生の約80%が眠気を抱えていることから、眠気を改善させることのできるセルフケアが必要となる。本研究では、眠気や抑うつを有する大学生を対象に、耳介療法である経皮的迷走神経刺激(taVNS)を用いたセルフケアの有効性を検証した。 被験者は34名の大学生(年齢21.5±0.1歳、男性21名、女性13名)とし、対照群またはtaVNS群に無作為に割り付けた。taVNSは、就寝前の30分間とし、両側の耳介に100Hzの周波数にて実施した。主要評価項目は日中の眠気を評価する日本語版エプワース眠気尺度の値とした。副次的評価項目はうつ状態、学習の意欲、睡眠の質を評価する日本語版Beck Depression Inventory-II 、日本語版Utrecht Work Engagement Scale for Students 、日本語版Pittsburgh Sleep Quality Indexの値とした。加えて、睡眠中の自律神経機能をSilmee Bar type Liteを用いた心拍変動による周波数領域解析によって評価した。 結果として、taVNS群は対照群と比較し、日中の眠気、睡眠の質、抑うつ状態、学習意欲の有意な改善が示された。加えて、睡眠中における交感神経活動の抑制が示された。これらのことから、taVNSを用いたセルフケアは、睡眠中の交感神経を抑制し、日中の眠気、睡眠の質、うつ状態、学習意欲を改善する可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)