2022 Fiscal Year Research-status Report
慈悲への恐れを伴う難治性うつ病に対する恥の記憶と思いやりの記憶の効果について
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19K14412
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
平松 洋一 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (00802589)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / うつ病 / コンパッション / 恥 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度については,集団認知行動療法参加者へのインタヴュー研究を進める予定であったが,コロナ禍が長引いた影響で,集団認知行動療法が開催されず,インタヴューを実施することができない状況となった。 具体的には2022年度初頭から募集を開始するも,参加者不在のため延期を2度繰り返したのち,いったん中断,後半になり日程を再調整したうえで募集を再開したものの,参加者が催行決定人数に満たず,いったん中断となった。 現在,開催曜日を変更し,2023年5月12日開催予定で集団認知行動療法が再度募集を開始し,1名の参加者が確定しているが,インタビュー研究の採択基準を超える年齢であったためにインタビュー研究には参加できないこととなった。残り3名の枠に関しては,提携医療機関の医師に積極的に働きかけるなどして応募を募っている段階である。 2023年度も引き続きインタビューは募集する予定ではあるが,今後も集団認知行動療法が開催されたとしても,参加者が少ない,また,インタビュー研究の採択基準を満たさないケースが多くなる可能性を鑑みて,恥の記憶及び思いやりの記憶と,恥の強さとの関連を見るための質問紙調査も同時並行的に実施するよう計画を変更する。質問紙調査は恥の記憶と強い関連が示唆される小児期逆境体験の有無と,恥の感情,および思いやりの感情との関連を見ることとして,確実に2024年度中に完遂できるものを実施することとする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
集団認知行動療法の参加者にインタビューを依頼する予定だったが,コロナ禍により,集団認知行動療法が開催されないことが続いた。後半になり集団認知行動療法は再開されたものの参加者の数は少なく,インタビュー研究採択基準を満たす患者がいなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
集団認知行動療法開催時にインタビューの依頼は引き続き行っていくが,並行して研究内容である恥の記憶及び思いやりの記憶と,恥の感情の強さとの関連について確実に実施て切る質問紙調査によって研究目的の一部を達成できないか検討している。その場合は,インタビュー研究で使用予定だった予算の一部を質問紙調査に割くことを検討する。特に小児期逆境体験の有無と恥の感情との関連,および,思いやりの感情の強さが小児期逆境体験との関連性についての質問紙調査を行うこととする。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては,当初予定していたインタビュー研究が参加者不足のため進行していなかったため,インタビュー謝金および論文化における英文校正費用などが使用されなかったことによる。今年度には,インタビューと同時並行して質問紙調査を実施することによって,アンケート実施費用,英文校正費用などによって残額は使用しきる予定である。
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