2023 Fiscal Year Research-status Report
月経が健常人と双極性障害の気分変動に与える影響:睡眠と対人関係を包括した作用機序
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19K14426
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
成瀬 麻夕 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (80813956)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 双極性障害 / 女性心身 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度に実施された横断研究(健常者200名、うつ病患者100名双極性障害患者100名を対象としたWeb調査)について現在論文執筆中である。調査項目は、)人口統計学的データ、b)PMDDの重症度を測定するPMDD評価スケール、c)ストレス反応尺度(SRS-18)、d)抑うつ症状を測定するPHQ-9、e) 躁症状を測定するMES、f)睡眠リズムを測定するBRIAN、g)不眠症状を測定するピッツバーグ睡眠質問票、h)対人関係における批判の認識を測定する PCM、i)外傷後ストレスに対する認識尺度であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は研究対象者の唾液を採集する研究計画であるが、2020年初頭より続くコロナウィルス感染拡大の影響により唾液などの検体を採集することに大きな支障 が生じている社会情勢である。また、対面で多くの人と会うことがはばかられる社会的背景が存在するため、直接的な調査の実施も困難である。上記の理由により、2023年度の研究遂行に困難が生じている。これは2020年度より引き続きいた状況である。さらに、研究代表者が2023年度妊娠中のため体調的な事由もあり、進捗が滞ったことも重ねて影響している。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度に本研究の倫理審査申請の計画変更を終了し、横断面の調査に関して対面ではないWeb調査へと実施の切り替えを行った。その結果、2022年度4月に横断面での調査に関して終了した。本知見について、2024年度中に論文化をはじめとして結果の公表を行う。
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Causes of Carryover |
2020年度より発生したコロナウィルス感染拡大の影響を受けて、当初の計画よりも研究の進捗が遅延しているため、次年度に使用額が発生している。次年度2024年度では、論文校正費や投稿費、引き続きの研究実施の為にその他の経費の仕様を計画している。
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