2022 Fiscal Year Research-status Report
Does behavioral activation for depression improve anhedonia? An examination in randomized controlled trial
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19K14460
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Research Institution | Kobe Shoin Women's University |
Principal Investigator |
山本 竜也 神戸松蔭女子学院大学, 人間科学部, 講師 (70802924)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 展望 / 予備的検討 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アンヘドニアに対する行動活性化の有効性を検討することであった。2022年度は本研究の目的に沿いながら、(1)展望論文の執筆、(2)予備的介入研究の論文の執筆、(3)3時点の縦断的観察研究の論文執筆の3点に取り組んだ。まず、(1)について、ここ数年でアンヘドニアに焦点を当てた心理学的支援の効果について国内外で比較検討がなされていることから、これらの研究を概観して展望論文を執筆した。この展望論文は2023年3月に神戸松蔭女子学院大学研究紀要で出版されている。その中で、行動活性化はアンヘドニアに対して有効であるものの、効果の大きさについては他の心理学的支援法より優れているという根拠は現時点で存在しないということが明らかになった。また、(2)について、少人数で実施した集団行動活性化の介入効果に関して論文を執筆し、現在投稿中である。少人数のため統計的解析に適さないものの、抑うつ気分、アンヘドニアの症状改善に有益であることが示唆される結果となった。最後に、(3)について、行動活性化やアンヘドニアをはじめとする抑うつ症状を3か月の間隔を空けて3時点で測定したデータの分析が終了し、論文を執筆中である。行動活性化の要素のうち、正の強化を受ける行動の活性化はアンヘドニアを予測する一方で、回避の減少は予測するとは言えない結果が得られている。これら論文の出版を通して、本研究課題に関する知見を広く還元していくことができると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究を開始した2019年度末からのCOVID-19による影響が主な理由となり研究の進捗がやや遅れている状況にある。それに加えて、2019年、2022年に所属機関の変更があったことも遅れの理由としてあげられる。これらに伴って研究環境が大きく変化し、研究対象者の募集や実施可能な研究方法に制約を受けた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画について、3学部を有する女子大学で実施可能な方法を採用しながら進めていく。また、本研究を通して得られた知見を広く社会に還元するために、引き続き論文の執筆、投稿、出版を行っていく。
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Causes of Carryover |
研究の遂行がやや遅れていることに伴い次年度使用額が生じている。2023年度に関しては、研究計画の遂行および研究成果の公表にこれらを充てる。
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Research Products
(1 results)