2019 Fiscal Year Research-status Report
investigation into processing of temporal relationship between motor actions and sensory signals
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19K14470
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
辻田 匡葵 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (90839036)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 時間再較正 / 感覚減衰 / 遠心性コピー |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度では,研究計画で挙げた3つの検討のうちの1つである,「身体運動-感覚間の時間差の処理に遠心性コピーが関わっているかの検討」を進めた。この検討として,身体運動-感覚間時間再較正が感覚減衰に影響を及ぼすのか調べる実験の準備を進めた。 具体的な実験方法を構築するため,情報収集として7/29-8/1に立命館大学茨木キャンパスで開催された国際学会The 15th Asia-Pacific Conference on Visionに参加した。能動的な身体運動やAgencyに関わる発表などを聴講し,意見交換を行った。また,実験実施用のパソコンを購入し,実験プログラムの作成,予備的実験の準備を進めた。また,能動的身体運動と受動的な身体運動の両方を検討できるような実験器具の作成を計画し,業者と打ち合わせを行った。令和元年度の終わり頃に予備的実験を開始する予定だったが,新型コロナウイルスの流行により実験を自粛せざるを得ない状況になったため,予備的実験を開始することができなかった。 令和元年度の進捗が当初計画していた予定よりも遅れてしまっているため,令和2年度では新型コロナウイルス流行の状況が落ち着き次第早急に予備的実験を開始する予定である。また,予備的実験の結果を参考にして,令和2年度では脳波の計測と組み合わせた本実験を行い,身体運動-感覚間で再較正が生じている状態下だと感覚減衰がどのように変化するのか検討する計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和元年度は大学の春季休暇期間に予備的実験を行う予定だったが,新型コロナウイルスの流行により実施ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度では,令和元年度に行えなかった予備的実験を新型コロナウイルスの流行が落ち着き次第実施する予定である。その後,脳波計測に関する物品の購入,実験の準備を行い,令和元年度に構築した実験と組み合わせ,本実験を行う計画である。
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Causes of Carryover |
令和元年度に予備的実験を行う予定だったが,新型コロナウイルスの流行の影響で実施できなかった。そのため,予備的実験の実施にあたって使用する予定だった予算を次年度に繰り越した。
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