2021 Fiscal Year Research-status Report
The association between motivation and mind-wandering
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19K14481
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
川越 敏和 東海大学, 文理融合学部, 講師 (70786079)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | マインドワンダリング / モチベーション / 特性・状態 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「やる気」と「マインドワンダリング (mind wandering: MW)」の関係について、複数の実験によって多角的に理解し応用することを目指すものである。 目的1では、横断的にやる気とMWの関連を証明することを目的としていた。本年度は、特性レベルでのやる気とMWの関連における心理的メカニズムを検証する調査を行った。やる気とMWが特性レベルで関連するという現象を再現し、その関連には実行機能の関与が大きいことを明らかにした。これは目的1をさらに深く探究したものであり、当初の予定以上の進捗である。本成果は21年度末時点で国際誌に投稿中である。 目的2では、MWの安定性について検証することを目的としていた。質問紙で調査するMWはどの程度安定的なのかを縦断的に調査するものである。現在プレデータならびにポストデータを取得し、解析中である。認知的介入によるMWの操作を目指した目的3について、計画を修正してMWの程度と脳画像データの関連について検討する予定であったが、本年度はほとんど進捗していない。 目的4でも介入を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で実施ができていない。この代替として、本課題の主である目的1を深めるための実験的研究を計画している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画を超えた成果も得られている一方で、介入研究の実施が不可になるなどコロナ禍の影響が大きく、現在計画中の代替研究の遂行が必要と考える。
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Strategy for Future Research Activity |
目的3の縦断的調査に関しては、脳画像データを含めた横断的な検討にシフトし解析を行う。目的4の介入研究については、介入研究を行える施設との協働や、代替研究の考案・実施が急務である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響により予定していた実験が実施できなかった。
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Research Products
(4 results)