2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K14584
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
土屋 翔一 専修大学, ネットワーク情報学部, 准教授 (10647564)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | fullerene graph / plane graph / HIST / HIT / Halin graph |
Outline of Annual Research Achievements |
fullerene(フラーレン)とは,数十個の原子からなる構造を単位とする炭素の同素体である.fullerene graphとは,各面が五角形または六角形の3-正則な平面グラフであり,fullereneを数学的対象として扱うための道具として考案された. 2020年度は,予定していた出張が実施できなかったため,前年度までに得られた情報をもとに研究を進めた.これにより,fullerene graphに関する新たな成果は得られなかったものの,既存の証明手法を応用することによって,平面グラフやHISTに関する新しい定理が得られた.特に,HISTについての研究では,既知の定理を包含する定理を証明することに成功した. 出張の中止に伴い,成果発表の機会が大幅に減ったが,2021年度はオンライン開催される学会などに参加し,これまでに得られた成果を発表していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた出張が実施できなかったため.
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Strategy for Future Research Activity |
出張の中止に伴い発生した旅費の余りを使って,オンライン研究打ち合わせに必要な機器を購入した.今後は,オンライン研究打ち合わせも取り入れながら,共同研究を進めていく予定である.
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Causes of Carryover |
計画していた出張を実施できなかったため.
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