2022 Fiscal Year Research-status Report
共形場理論における相対エントロピーとその様々な分野への応用
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19K14716
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宇賀神 知紀 京都大学, 白眉センター, 特定助教 (00837239)
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Project Period (FY) |
2020-03-01 – 2025-03-31
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Keywords | ブラックホール |
Outline of Annual Research Achievements |
ブラックホールの情報喪失問題について引き続き研究をおこなった。特に、ドシッター空間上の状態が、反ドシッター空間上のブラックホール上の状態と量子相関している場合に、そのエンタングルメントエントロピーを計算する公式を開発した。そこからドシッター空間の上のヒルベルト空間が、観測者の存在の有無に非常に関わりが深いことを議論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記の研究に加えて、二つの時空が、両者の間の量子相関を上げて行った場合につながる現象を、様々な角度から研究した。これらの知見は今後の私の研究の出発点となるものである。
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Strategy for Future Research Activity |
ブラックホールは、ホーキング放射と呼ばれるほぼ熱的な放射を出している。ブラックホールの内部状態を、どのようにホーキング放射から読み取るのかという問題について今後は量子情報理論的なテクニックを取り入れながら考えていきたい。
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Causes of Carryover |
コロナ禍により、海外出張等ができなかったため
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Research Products
(3 results)