2022 Fiscal Year Research-status Report
microTCA規格を用いたビーム診断システムの開発
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19K14745
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
杉村 仁志 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 加速器研究施設, 助教 (80739136)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | BPM |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではmicroTCA.4規格を用いた8電極読み出しのビーム診断システムを開発することであり、2022年度はアナログ回路や後段のFPGAの改良を行う予定で設計を進めた。結果としてアナログデジタル変換回路のサンプリング周波数が現在のビームの測定では不十分なことが判明し、新たに回路の購入を計画していた。しかしながら半導体の供給が世界的に遅延している影響で2022年度内に購入することは困難であったため、FPGAの論理合成やシミュレーションなどのソフトウェアに特化した試験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アナログデジタル変換回路の新規購入を検討していたが、半導体の供給不足により購入までには至らなかった。FPGAの論理合成のより最適な設計などのソフトウェア開発は進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
FPGAの改良と、前段回路の修正を行い、2バンチビーム調整において正しく動作することを確認する。 また各種学会、研究会等で成果報告を行う。
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Causes of Carryover |
研究の進捗が遅れており、必要な物品の購入までには至らなかった。 2023年度ではアナログ回路の購入を行う計画である。
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