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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Wireless power transfer system for radiative noise reduction with combined power supply and transmission coil

Research Project

Project/Area Number 19K14959
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

日下 佳祐  長岡技術科学大学, 工学研究科, 助教 (40826202)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2021-03-31
Keywordsワイヤレス給電 / 漏えい磁界 / 漏えい電界 / 非接触給電 / 電磁誘導
Outline of Annual Research Achievements

本研究では,電気自動車に適用するワイヤレス給電システム起因の漏えい磁界を低減することを目標とし,ワイヤレス給電用伝送コイルと高周波電源の一体化技術を開発した。本コンセプトにより,ワイヤレス給電用伝送コイル内部に高周波電源が内包される形となるため,高周波電流が通流する電力ケーブルが不要となり,電力ケーブルから放射される漏えい磁界の大幅な低減が可能となる。
本年度は22kWワイヤレス給電システムの試作機を開発し,10m電波暗室において漏えい電磁界の測定評価試験を実施した。なお,本評価試験は,国際無線障害特別委員会(CISPR)が定める漏えい磁界ガイドライン(CISPR11, Class A, Group 2)に対する適合性評価とした。結果,電界についてはガイドラインが定められている30MHzから1GHzの全周波数帯域において,十分な余裕をもってガイドラインを達成可能であることを実証した。また,磁界についてもガイドラインが定められている150kHzから30MHzの周波数帯域において,ガイドラインを達成可能であることを確認した。なお,ワイヤレス給電システムの駆動周波数である85kHz帯については,現在のところCISPR11で定められたガイドラインは存在しないものの,最大74.9dBuA/mであり,現在改定作業中の次期ガイドラインを達成する見込みが得られた。
加えて,人体防護のための漏えい磁界速度を実施し,国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が定めるガイドラインに対する適合性調査を実施した。本結果より,伝送コイルから340mm以上離隔距離を取ることで,システムから生じる漏えい磁界が人体防護のためのリファレンスレベル未満となることを実証した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2021 2020

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 漏洩磁界キャンセルコイルを用いたワイヤレス給電システムのキャンセルコイル短絡電流実効値補償に着目した漏えい磁界低減2021

    • Author(s)
      古川啓太, 日下佳祐, 伊東淳一
    • Journal Title

      電気学会論文誌D

      Volume: 141 Pages: 1-11

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] ワイヤレス給電コイルのリラクタンスネットワーク解析法を用いたモデリング2020

    • Author(s)
      古川啓太, 日下佳祐, 伊東淳一
    • Journal Title

      電気学会論文誌D

      Volume: 141 Pages: 791-792

    • DOI

      10.1541/ieejias.140.791

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 非接触給電システム向けフライングキャパシタ型線形増幅回路の電圧バランスの実機検証2021

    • Author(s)
      楠居琳太郎, 日下佳祐, 伊東淳一
    • Organizer
      令和3年電気学会全国大会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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