2022 Fiscal Year Research-status Report
Fab施設におけるモノづくり支援とその社会的効果に関する研究
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19K15169
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
水谷 晃啓 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20709919)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | スケッチインターフェース / 対話的デザイン / デジタルファブリケーション / 3Dモデリング |
Outline of Annual Research Achievements |
コロナ渦の影響から当初の計画通りワークショップやフィールドワークを伴う研究実験が実施できなかったことから、2020年度、2021年度にかけて研究計画を変更した。変更後の主要な研究目的である「スケッチインターフェースを用いたデザイン支援システムの開発とその効果の検証」のうち、2021年度までにスケッチインターフェースのデザイン入力システムの改良が完了したため、小学校高学年に対する実験を行った。実験は、①デザイン思考のフレームワークで示される5つのステップのうち共感、定義、概念化に関わる部分を教示によって示し、理解度テストを用いて教示の有効性を確認する、②試作、テストに関わる実験を実施しビデオによる記録とWebサーバーに保存されたログデータから修正時間、修正回数等の算定、から構成した。②では、a. スケッチインターフェースを用いたデザイン入力、b. 3DCAD上に3次元描画で表示される全体形態から結果の確認、を通して意図した形態、椅子のデザインに辿り着くまでa, bの作業が行われる。このスケッチインターフェースデザイン支援システム内におけるデザイン生成においてデザインが決定した後、加工・組立てを行い、試作を完成させ、それに対する評価をアンケート調査と合わせて分析を行った。 上記の成果を「超異分野学会 豊橋フォーラム2022」においてポスター発表を行った。また、研究成果が新聞報道記事として紹介された。さらに、これまでの研究活動とともに、本研究における現在までの研究活動内容および成果を大学が発行する英文の研究広報誌にて紹介した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の研究計画の複数の地域、施設を使って市民に対するワークショップを実験として行う予定を、コロナ禍の活動抑制から研究計画、予定を変更した。計画変更後の小学生を対象としたワークショップを伴う実験は、感染拡大防止に配慮しながら実施することで概ね予定通り進んだものの、当初計画の達成目標からすると2021年度までの遅れを取り戻すまでに至らなかった。そのため、やや遅れているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に小学生を対象に行った実験で明らかとなった傾向の確認、また、分析をするうえでまだ不十分であった実験結果をより詳細に考察できるように、追加の実験を行う。また、大学生を対象とした同様の実験を実施することで、より本格的なデジタルファブリケーションによるものづくりに有効なツールと成りうるか検証を行う。
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Causes of Carryover |
2020年度、2021年度と予定していた実験と出張を取りやめた分の予算が繰り越されているため。
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Research Products
(2 results)