2023 Fiscal Year Research-status Report
A comparative study of China and Japan on the introduction and independence of modern architecture focusing on the activities of modern architecture
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19K15187
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
劉 一辰 明海大学, 不動産学部, 准教授 (90782342)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 租界 / ロシア建築家 |
Outline of Annual Research Achievements |
ここまで、新型コロナウイルス及びロシアとウクライナとの戦争により、海外への調査出張がままならず、思うような史料を発掘することはできなかった。昨年度はようやく中国へ出張を行い、新疆ウイグル自治区でソ連時代の建築について残存調査を行なった。現在は、それぞれの建築と街区のプランの史料を探している段階である。また、他にも、Boris Velikovskyというロシア人建築家は、中国でいくつかの建築を設計していることがわかり、現在はこれらのリストの作成と、建築以外に、都市計画案を作成していたか否かについて、精査を行なっている。他に、天津の英租界に関する研究結果については、現在『urban perspectives』に投稿するために、執筆を行なっている。また、2024年に行われるInternational Planning History Societyで発表を行う予定である。また、天津の租界空間の形成について、上海のBundのように河に面して立地しているとは異なり、天津の場合はVictoria Roadに面して近代建築が立ち並んでいることの原因について解明している。その原因として、①租界地区を流れる海河の水流状態が悪化したことに影響され、内陸の道路を正面として近代建築が建てられたことと、②建て替えのきっかけは義和団の乱があったことである。①については、海河の水流には土砂が多く含まれており、常に川底に堆積していたため、浚渫をする頻度を多く要するため、コストがかかることと、冬になると川が凍るため、航行が極めて不便になることが原因である。②については、義和団の乱によって、ゴードンホールなど、租界内の多くの建築が被害を受けたため、建て替えを余儀なくされ、そのため、Victoria Roadに面して建物を再建したことが原因である。 この研究結果についても、『Journal of Asian Architecture and Building Engineering』への投稿準備を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスと、ウクライナ・ロシア間の戦争によって、史料の入手が極めて困難になっためである。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年に再設定した研究の方向に従い、現在は論文の執筆を行なっている。 Planning Perspectives、及びJournal of AsianArchitecture and BuildingEngineeringへの投稿を予定している。また、2024年に行われるInternational Planning History Societyで発表を行う予定である。
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Causes of Carryover |
ロシアへの史料調査が不可能であるため、ヨーロッパへの史料調査を予定している。その旅費として計上する予定である。また論文投稿費等としても計上する予定である。
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