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2020 Fiscal Year Research-status Report

郷土資料館のたてられた時代の再検証―建築はどのように集められ・展示されてきたか―

Research Project

Project/Area Number 19K15202
Research InstitutionThe National Museum of Modern Art,Kyoto

Principal Investigator

本橋 仁  独立行政法人国立美術館京都国立近代美術館, 学芸課, 特定研究員 (00707698)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords日本近代建築史 / 民家 / 床の間 / 礼法
Outline of Annual Research Achievements

2020年度はおもに民家に関する文献研究に徹した。本来であれば当該年度は、地方都市を訪れ郷土資料館、また合わせて保存される民家の調査に訪れる予定であった。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大にともない社会状況が変化するなかで、実地を訪問する調査依頼が大変しづらい状況にあった。
そこで当該年度は、近代以後における民家のイメージを探る基礎的な研究をおこなった。というのも、本研究は一般的な民家調査とは異なり、近代の民家保存における民家の扱われ方を主なテーマとしているからである。そのため明治以後の近代における民家のイメージを捉えるためにもこうした基礎研究がふさわしいと考えた。そこで、近代民家のさらに「床の間」に注目して分析、研究成果を論文としてまとめた。なお記入時の2021年4月現在は当該論文査読中のためその内容を述べることは控える。以上が、2020年度の実施報告である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

申請時に計画していた調査は、2020年度に全く行うことができなかった。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、この状況下での地方都市への調査は、控えるべきという判断をしたためである。また、そのため基礎的な研究へとシフトし論文を提出したが、当初計画からみれば研究の進行は遅れたと言わざるを得ない。

Strategy for Future Research Activity

本研究が、主として地方都市へと足を向けたヒアリングをベースにしたものであるという性格上、移動制限がかかる社会的状況下では、当初計画を進めることはできない。ただこうした状況下でも、まずは文献調査で研究可能な範囲を見定めて可能な研究を実施したい。そのうえで、当初計画を完遂することは難しいかもしれないが、状況が許せば実地での調査を実施したいと考えている。

Causes of Carryover

当該年度は地方への調査出張が全く出来なかった。そのため出張費として計上した予算が、未消化となり、図書購入費のみが発生、そのため当初予算との間に差が発生している。
次年度は国内の状況が許せば地方への調査を予定している。ただし当初予定していたような遠方への調査出張は一部変更せざるを得ず、近隣県への出張費として主として利用したい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 日本の住空間における儀式性2020

    • Author(s)
      福島 加津也、冨永 祥子、菊地 暁、本橋 仁、金田 雄太、佐脇 礼二郎
    • Journal Title

      住総研研究論文集・実践研究報告集

      Volume: 46 Pages: 97~108

    • DOI

      10.20803/jusokenronbunjisen.46.0_97

URL: 

Published: 2021-12-27  

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