2020 Fiscal Year Research-status Report
運転支援システムの導入による行動変化の心的メカニズムの解明:視覚的注意の観点から
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19K15245
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Research Institution | Shizuoka Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
紀ノ定 保礼 静岡理工科大学, 情報学部, 講師 (00733073)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 運転支援システム / 注意 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度から採択された本研究プロジェクトでは、運転支援システムが交通環境に導入されることで、道路利用者の認知や行動がどのように変化するかを解明す ることが目的である。特に、環境内の情報を視覚的に取捨選択する認知的機能である、視覚的注意に注目した。 2019年度に実施した文献調査および予備実験の結果に基づき、2020年度は本番の実験を遂行する予定であった。しかし、2020年度における新型コロナウイルスの流行によって、実験を実施することが出来なかった。そのため2020年度においては、引き続き文献調査と実験環境の整備を行った。従来よりも臨場感の高いドライビング・シミュレータ映像を提示できるような実験環境を整え、2021年度により効率的に実験が遂行できるよう準備を行った。また、関連する研究を行っている他機関の研究者と情報交換を行い、最新の知見のアップデートに努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度における新型コロナウイルスの流行によって、遂行予定であった実験を実施出来なかった。しかし、実験環境の構築が完了していることから、実験再開の見込みが立ったら速やかに実施に移る予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの影響が解消され実験が可能になったのち、予備実験の継続と本番の実験の遂行を行う。得られたデータを解析し、今後の方針を検討する。 また、オンライン調査やオンライン実験などを活用し、今後の方針を決定するための予備的データを集めることも検討している。
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Causes of Carryover |
実験を行い、実験参加者に対する謝金や、成果報告のための旅費、出版費を執行する予定であったが、2020年度の新型コロナウイルスの影響により、実験を実施することができなかった。2021年度に実験が再開できるようになったら、上記の方針で研究の遂行と研究費の執行を行う予定である。
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