2020 Fiscal Year Annual Research Report
多分子連結を可能にする新規クリック反応素子の開発とその応用
Project/Area Number |
19K15567
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河崎 悠也 九州大学, 先導物質化学研究所, 学術研究員 (00781999)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 有機合成化学 / クリック反応 / DACN |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,無触媒Huisgen反応性を有する含窒素9員環アルキンDACNを基本骨格とする多分子連結型DACNの開発とその応用に関する研究を実施した.その結果,カルボン酸と縮合可能なDACN-NH,アミンと迅速にアミド結合を形成するDACN-maleimide,チオール類とC-S結合を形成するDACN-NHS esterなど多用な多分子連結型DACNの開発に成功して,これらを用いた生体機能分子の複合化にも成功した.さらには,蛍光標識型クリック反応についても検討して,DACNとアジドクマリンとの反応によって得られるトリアゾールが高い蛍光量子収量を示すことを明らかにした.
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Research Products
(3 results)