2022 Fiscal Year Annual Research Report
Wide-Band Viscoelasticity Measurement of Single Polymer Chain by Atomic Force Microscope
Project/Area Number |
19K15632
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
梁 暁斌 東京工業大学, 物質理工学院, 助教 (60733201)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 一本鎖のダイナミクス / 熱ノイズ手法 / FIB加工 / PNIPAM |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度に、熱ノイズ手法を用いる一本鎖のダイナミクス研究を拡張し、各種の高分子(ポリスチレン、ポリエチレングリコール)の粘弾性などの高分子レオロジー挙動を議論した。 さらに、FIBでカンチレバーを加工することで、カンチレバーの流体影響を最小限し、信頼できる高分子の粘弾性を取得することができた。その結果から、物理的な理論とモデルを検証し、高分子一本鎖のレオロジー挙動の理解を深めた。その成果をまとめ、日本レオロジー学会50周年記念講演会で招待公演(2023年度)として発表する予定である。また、熱ノイズ手法を改良についての研究が、査読論文としてe-J. Surf. Sci. Nanotechnol.という学術雑誌に発表している。(https://doi.org/10.1380/ejssnt.2023-022)また、「動的ナノフィッシング」を用い、ポリN-イソプロピルアクリルアミド(PNIPAM)の粘弾性温度依存性を測定され、単一PNIPAM鎖の下限臨界溶解温度(LCST)の機構を解明でき、その研究の論文がMacromoleculesという学術雑誌に発表している。(Macromolecules 55 (24), 10891-10899, 2022)
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Research Products
(7 results)