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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Development of a general method for plastid transformation using genome editing

Research Project

Project/Area Number 19K15836
Research InstitutionInstitute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

渡邊 健太  国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 特別研究員 (40823472)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2021-03-31
Keywords葉緑体形質転換 / ゲノム編集
Outline of Annual Research Achievements

CRISPRシステムによりプラスチドゲノムDNAに二重鎖切断を導入することで相同組換え効率の向上を図り、これを利用した形質転換手法の確立を目指した。植物材料は、葉緑体形質転換のモデル植物であるタバコNicotiana tabacumを用いた。
本年度はゲノム編集コンポーネント(Cas9およびgRNA)を葉緑体内において恒常発現するベクターコンストラクトを作成した。ベクターは、ゲノム編集コンポーネントに加え、ホモロジーアームと抗生物質選抜マーカーを含む。同様に不活化したゲノム編集コンポーネント(dCas9およびgRNA)を発現するコントロールベクターも作成した。各ベクターをパーティクルガン法によってタバコ葉片へと導入し、形質転換体の作出を行った。逆転写PCRにより形質転換体においてゲノム編集コンポーネントが発現していることを確認した。不活化コントロールに比べて、ゲノム編集コンポーネントを発現するベクターにおいてより多くの植物体が再生できたことから、二重鎖切断の導入により、葉緑体形質転換の効率が向上することが示唆された。
また、標的部位において、相同組換えを伴わないDNA修復(遺伝子ノックアウト)が生じたかを検出する目的で、次世代シークエンサーによる解析を行った。標的部位において、通常の形質転換により生じるノックインを除くと、自然変異しか検出できなかった。本システムにおいて、遺伝子ノックアウトはほとんど生じないことが示唆された。

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Published: 2021-12-27  

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