2019 Fiscal Year Research-status Report
Development and introduction of resident-centered survey methods for animal damage problems, and model development of residents' initiatives
Project/Area Number |
19K15935
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
大谷 洋介 大阪大学, COデザインセンター, 特任講師(常勤) (70750909)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 獣害 / Deep Learning / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は 1.ニホンザルを対象とした顔認識システムの開発によって、非専門家であっても生態学的情報を収集可能な簡易調査手法を被害地域に導入し、2. 簡易調査手法を用いた住民の参画による効果も含め、住民の意欲に影響する要因を組み込んだシステムダイナミクスによる動学モデルを構築することを目的としている。 2019年度の成果として、ニホンザルを対象とした顔認識システムの開発を推進し、認識率向上に寄与する画像処理手法、データ増幅手法の導入を行った。この成果については国際学術雑誌において査読中となっている。 また、調査地として滋賀県高島市を選定し、上述のシステムを含む住民主体の調査、対策の実施に向けて予備調査および現地関係者との折衝を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初研究計画に記載したスケジュールに沿って進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画では2020年度4月からアンケート調査を開始する予定であったが、新型感染症の流行により延期を余儀なくされている。収束後に向けて実地でのアンケート調査の準備を進めつつ、本年度内に実地調査が叶わなかった場合に備え、電話調査、インターネット経由での調査についても準備をすすめる。 また顔認識システムを含む住民主体の調査、対策の導入についても、感染収束後に向けて準備を進める。
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Causes of Carryover |
軽微な額の調整のため
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