2021 Fiscal Year Research-status Report
熱帯の火山灰土壌における簡易リン肥沃度評価方法の構築とジャガイモ生産性の向上
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19K15948
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
木下 林太郎 帯広畜産大学, グローバルアグロメディシン研究センター, 助教 (70793678)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 有効態リン酸 / リン固定力 / リン酸吸収係数 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度末にケニア共和国で開始予定であったケニア農業・家畜生産研究センターティゴ二支所におけるリン酸肥料および家畜ふん尿を施用したバレイショの圃場試験を行う予定であった。2020年度はCOVID-19の影響によりケニア共和国への渡航ができなかったため、既に採取済みの土壌試料について、土壌のリン固定力の簡易分析方法の実証を行った。2021年度もCOVID-19の影響によりケニアへの渡航ができなかったため、研究を実施することができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響によりケニアへ渡航できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度実施予定であった、ケニア農業・家畜生産研究センターティゴ二支所における圃場試験を実施する必要がある。世界的なCOVID-19の情勢次第であるが、2022年度はケニア共和国へ渡航し圃場試験の設置を開始する予定である。既に、圃場試験を実施予定であるニャンダルア県のバレイショ生産圃場の土壌試料採取を共同研究者に依頼済みである。土壌試料が輸入され次第、理化学性の分析を開始し、圃場試験で行う肥料の配合を検討する。現地に渡航した際は、同県の基本的な土壌タイプの調査を行い、これまで蓄積してきたキアンブ県との違いを評価する。また、ケニア共和国・キアンブ県のバレイショ生産圃場における土壌断面形態および分類について学術論文として発表する予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、ケニア共和国への渡航が出来なかったため、現地試験場における圃場試験および試料の採取を行うことが出来なかった。次年度はこれらの現地調査を実施する予定である。
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