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2023 Fiscal Year Research-status Report

In vitro reconstitution of ribosome

Research Project

Project/Area Number 19K16066
Research InstitutionJapan Aerospace EXploration Agency

Principal Investigator

網蔵 和晃  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 招聘研究員 (60735918)

Project Period (FY) 2021-03-01 – 2025-03-31
Keywordsリボソーム / 合成生物学 / 地球微生物学 / 生命の起原および進化 / リボソーム生合成 / バイオインフォマティクス
Outline of Annual Research Achievements

生命現象の根幹であるタンパク質合成を担うリボソームはその立体構造こそ解明されたが、機能および生合成過程は極めて複雑であり、その全容は未だ不明瞭である。これまでに研究代表者らは、リコンビナントタンパク質として精製したリボソーマルタンパク質とリボソーム生合成因子を用いたリボソームの試験管内再構成系を確立し、生合成因子が生理的条件下での効率的な再構成に必要であることを報告している。本研究では、それらの系の発展や関連した研究からリボソーム生合成過程に焦点をあてて研究を進める。
本年度は、昨年度よりはじめている非典型的な生物以外のリボソーム関連因子の生物情報学的解析から研究を進め、一部の成果については招待講演において発表した。他のバクテリアと比較して非典型的な構造のリボソームを有するバクテリアは、リボソーム生合成関連遺伝子についても非典型的な遺伝子分布をしており、リボソームの構造と組み立て方法が共進化していることが示唆された。そこで、リボソーム構造とリボソーム生合成関連遺伝子の分布について大規模な生物情報学的解析を行った結果、リボソーム構造と組み立て方法が共進化している事例を見出すことに成功した。
本研究の解析から、バクテリアのリボソームの構造および組み立て方法の多様性をまず把握することは、リボソーム生合成および構造の必須要素についての理解につながる。更には、多様性の中から特殊性を有する生物を把握し理解することがリボソームのみならず生命の起原および進化の理解に重要であると考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究成果としてまとめるための追加の解析に想定以上の時間がかかっており遅れている。

Strategy for Future Research Activity

これまでの研究で構築したバクテリア全体におけるリボソーム関連遺伝子分布の解析データをより詳細に分析する。また、リボソーム試験管内再構成系を用いた実験系についても必要に応じて検討する。

Causes of Carryover

実験や成果発表の遅れのため次年度使用額が生じた。実験に必要な消耗品や成果発表関連に使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] CPRバクテリア群の解析から見るリボソームの進化シナリオ2023

    • Author(s)
      網蔵和晃
    • Organizer
      微生物生態学会
    • Invited

URL: 

Published: 2024-12-25  

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