2021 Fiscal Year Research-status Report
パーキンソン病と多系統萎縮症におけるインフラマソームを介した神経免疫制御の探索
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19K16277
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
綾木 孝 京都大学, 医学研究科, 助教 (60749555)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | α-シヌクレイン / インフラマソーム / IL1β / NLRP3 / STING / 自然免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
神経炎症系のシグナルについて、インフラマソームと同じく、自然免疫のひとつであるSTING経路について検討を行った。MSAのアストロサイトにおけるSTING関連タンパクについて、剖検脳での検討を行い、αシヌクレインとSTING関連タンパク陽性ミクログリアが増加することを報告した。また、患者髄液でのインターロイキンの測定を行った。実験結果は、井上らと、STING経路を報告した。 そのほか、広島大学との共同研究で、OPTN変異マウスの病理像と、ヒト剖検脳との比較を行い、OPTN変異により、オートファジー異常が起こることを報告した。を報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
院内のコロナ感染対策のため、実験のための立ち入りの制限の期間があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、シヌクレイン変異をもつモデルマウスやシヌクレインの細胞モデルにおいて、インフラマソームなどの神経炎症の関与について検討する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナウイルスのパンデミックのため、実験施設への立ち入りの制限があり、実験スムーズにすすまず、研究費の一部を来年度に延期した。
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[Journal Article] Optineurin defects cause TDP43-pathology with autophagic vacuolar formation.2021
Author(s)
Kurashige T, Kuramochi M, Ohsawa R, Yamashita Y, Shioi G, Morino H, Kamada M, Ayaki T, Ito H, Sotomaru Y, Maruyama H, Kawakami H.
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Journal Title
Neurobiol Dis
Volume: 148
Pages: 105215