2020 Fiscal Year Annual Research Report
クロロアルケン型ペプチドミメティックを活用したAβの凝集機構の解明と創薬展開
Project/Area Number |
19K16312
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小早川 拓也 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (30801526)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ペプチドミメティック / クロロアルケン型ジペプチドイソスター / 収束的合成 / Fmoc-固相合成法 / アミロイドβ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度ではペプチドの構造解析、機能維持および向上を指向したペプチドミメティック(クロロアルケン型ジペプチドイソスター: CADI)をケミカルツールとするためのCADIの新規合成戦略の開発および、新規のペプチドミメティックを基盤としたAβの凝集阻害の向上を目指した。 Evans syn aldol反応でN末端とC末端アミノ酸に相当するアナログをコンジュゲートさせた後に、[3.3]-シグマトロピー転位(市川アリルシアナート転位)を経ることで、目的とするCADIを短工程にて合成することに成功した。本合成戦略によって、種々のCADI型ペプチドミメティックの合成が可能となった。 また、本合成戦略を活用して、環状ペプチドミメティック(cyclo[-Lys-Leu-Val-ψ[(Z)-CCl=CH]-Phe-Phe-] )の合成を達成した。得られた本環状ペプチドミメティックはAβ凝集阻害活性が大幅に向上することが確認された。
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Research Products
(2 results)