2023 Fiscal Year Annual Research Report
オピオイド使用高齢がん患者における抗コリン性副作用発現と医薬品との関連解析
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19K16424
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
永井 純子 明治薬科大学, 薬学部, 助教 (50828142)
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Project Period (FY) |
2022-12-19 – 2024-03-31
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Keywords | 抗コリン作用 / 副作用自発報告データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の最終年度は留学による中断による残余期間の半年間であった。まず、中断前に実施していた各種抗コリン作用のスコアとそれらの統合スコア、および以前報告した副作用自発報告データベースの情報を組み合わせて解析したデータを整理し、他の研究者による類似研究の参考文献等の情報をふまえながら結果をまとめた。現在、論文投稿に向けて最終準備中である。留学中に米国の保険請求データベースを統計ソフトを用いて分析する経験をしたことから、同じ統計ソフトのライセンスを本研究の研究費にて購入し、留学以前に入手していたレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)のデータを概観した後、解析手順や方略の検討を実施した。本研究により、抗コリン作用による副作用は日本に限らず、人口に対する高齢者の割合が高く頻尿治療薬や睡眠導入剤等のようないわゆる生活改善薬に分類される医薬品が使用されやすい国でも報告されており重要な課題であることを確認できた。
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