2022 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病患者の治療行動改善のための薬局薬剤師と栄養士の地域連携モデルの構築
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19K16426
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Research Institution | Nigata University of Phermacy and Applied Life Sciences |
Principal Investigator |
富永 佳子 新潟薬科大学, 薬学部, 教授 (90837759)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 食事療法 / 多職種連携 / 薬局薬剤師 / 管理栄養士 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度に作成した、『糖尿病患者の食事療法に関する啓発資材』(ミニリーフレットとその使用ガイドを含む)は研究室HPにて公開しており、保険薬局向けのメディア(Pharmacy News Break、2022年6月29日)ならびに地方新聞(新潟日報、2022年10月27日)で紹介された。しかしながら、周知が十分とはいえず、薬局薬剤師による自主的な利活用はいまだ限定的である。2022年度は当初計画の最終年度であったが、1年延長する手続きを行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度に引き続き、研究責任者の学内業務(担当授業と各種委員会・会議への参加など)に費やさざるを得ない時間が多かったことに加えて、学生の卒業研究指導のためにあらたなテーマ設定が必要となり、本研究に従事する時間を捻出することが困難であったことが大きな要因である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに得られた調査結果(既に学会にて発表した内容および未発表の内容)に関する論文化を進めるとともに、『糖尿病患者の食事療法に関する啓発資材』の活用促進を図るため、関連学会での紹介などあらたな周知活動も行う。具体的には、地域薬剤師会を通じた伝達、学術集会などの機会を活かした伝達、関連テーマで共同研究を実施している医師・管理栄養士などのチャネルを生かした周知活動も模索していく。提供先に対して、一定期間後に使用状況を確認するとともに、実際に活用する上での改良点などの意見、資材作成の追加要望なども広く募り、活用度の高い資材となるよう改良・改善することを目指す。
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Causes of Carryover |
2022年度の活動が限定的となり、2023年度における活動に先送りされたため。
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