Correlation between mTORC1 intracellular distribution and prognosis in early stage lung adenocarcinoma.

2022 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K16591
• Research Institution: Kyorin University
• Principal Investigator: 磯谷 一暢 杏林大学, 医学部, 助教 (90634022)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: mTOR / 肺腺癌 / 病理学

Outline of Annual Research Achievements

当研究は、早期肺腺癌の進展において、mTORシグナリングが及ぼす影響を病理学的に検討することを目的としている。具体的には、mTOR複合体の細胞内での局在が癌の予後と関係しているか否かを、早期肺腺癌患者の手術検体を用いて解析する。
研究代表者は患者検体を用いてmTOR複合体を構成するタンパクに対する抗体を用いて蛍光免疫染色を行い、肺腺癌細胞内のmTOR複合体の分布のスコアリング方法を確立した。現時点では、そのスコアが転移や生存期間に関係するかどうかを患者検体のサンプル数を増やして検討しているところである。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の流行により、研究代表者の勤務する病院において、研究が困難な時期があったこと、ならびに研究代表者の健康状態がすぐれない時期があったため。

Strategy for Future Research Activity

研究代表者の勤務する杏林大学医学部付属病院の呼吸器外科の協力のもとに、患者の予後データを収集し、統計学的な解析を行う。

Causes of Carryover

研究に遅れが生じており、物品の購入計画も遅れているため