2022 Fiscal Year Annual Research Report
悪性骨軟部腫瘍における自然免疫賦活化による抗腫瘍効果の検討
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19K16802
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Research Institution | National Hospital Organization, Kyushu Cancer Center |
Principal Investigator |
薛 宇孝 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, 整形外科医長 (40727020)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨軟部腫瘍 / 肉腫 / 免疫 / 骨肉腫 / 未分化多型肉腫 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主に臨床像と血液学的データの検討を行った。骨・軟部肉腫において治療前好中球/リンパ球比(NLR)が予後予測因子となること、また治療にともなってNLRが低下することを見出し第55回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会にて発表を行った。NLRの変化がどのタイミングで起こるのかは現時点では不明であり、多施設共同前向き研究を計画し、現在登録中である。 また、抗腫瘍効果に寄与するマクロファージに対して抑制的に働くSIRPαの発現に注目していくつかの腫瘍で解析を行った。骨巨細胞腫においてはデノスマブ投与前後でPD-L1とSIRPαの発現が変化することを第55回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会にて発表した。また、未分化多型肉腫においてはSIRPαの発現が予後不良因子でありT cell immunoreceptor with immunoglobulin and immunoreceptor tyrosine-based inhibition motif domains (TIGIT)の関与が疑われることを見出し論文として発表した。(J Cancer Res Clin Oncol. 2023 Jun;149(6):2425-2436)
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] 骨巨細胞腫における免疫微小環境の検討 デノスマブ前後で主にPD-L1とSIRPαの発現に着目して2022
Author(s)
戸田 雄, 孝橋 賢一, 山元 英崇, 石原 新, 伊東 良広, 薄 陽祐, 川口 健悟, 山田 裕一, 藤原 稔史, 薛 宇孝, 遠藤 誠, 松本 嘉寛, 中島 康晴, 馬渡 正明, 小田 義直
Organizer
第55回日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会
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