2019 Fiscal Year Research-status Report
The association of tumor burden and anti-PD-1 inhibitor therapy efficacy in patients with untreated advanced non-small cell lung cancer.
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19K16812
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
原谷 浩司 近畿大学, 大学病院, 助教 (90760447)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 非小細胞肺癌 / PD-1、PD-L1阻害薬 / 腫瘍量 / 腫瘍免疫微小環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)臨床データ解析 進行再発非小細胞肺癌かつ初回治療としてPD-1阻害薬単独療法を行った患者の臨床データを集積した。多施設共同研究で行なっており、現在100例程度の症例数が集積されている。これらの診療録レビューを行い、腫瘍量とPD-1阻害薬治療効果の関連性を多変量解析も含めて統計学的に解析中である。また、対照群として殺細胞薬のみで治療した群の臨床データも100例程度を集積し、治療効果と腫瘍量の関連性を検討している。 2) 腫瘍組織を用いた腫瘍免疫解析 さらに、上記の50-60例程度の治療開始前の腫瘍組織検体を入手し、全ての検体でRNAを抽出済みである。既に8割の免疫関連遺伝子発現解析を完了しており、継続的に遺伝子発現解析を行なっている。生物学的な意味付けを補完する目的として、nCounter systemを用いた700以上の免疫関連遺伝子発現解析を行い、より包括的かつ詳細な免疫環境の解析を行なっているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに進行している。 現在、解析も最終段階に進入しており、年度内の結果発表に向けて前進している。
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Strategy for Future Research Activity |
年度内の結果発表に向けて前進している。
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Causes of Carryover |
検体収集は計画通り進んだが、検体からのRNA抽出にやや時間を要したため測定自体を年度内に予定通り行うことが出来なかった。 既に測定のためのRNA抽出は完了しており、次年度に速やかに残りの測定を完了させる予定である。
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