2020 Fiscal Year Research-status Report
The relationship between MRI and cognition in Parkinson's disease.
Project/Area Number |
19K17031
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
松浦 慶太 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (70769885)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 7.現在までの進捗状況 定量的磁化率マッピング / 視床枕 / パーキンソン病 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度においても、私たちの当初の予定通り30症例に対して、パーキンソン病疑いまたはパーキンソン病の治療目的で当院へ入院した患者に対してMRIの撮像および定量的磁化率マッピング,神経メラニン画像(NMI)、FLAIR および高次機能検査を行うことが出来た。また、入院時における身体状況についても客観的評価を行った。それぞれ、神経メラニン画像および定量的磁化率マッピングにかんしては適宜画像解析も行っている。登録はおおむね順調に進んでいる。フォローに関しても、1年以上経過した症例も増えてきており、徐々にあらたな情報の蓄積が行えております。 途中ではあるが、解析も行っており、過去に我々は、SWIによる視床枕の異常信号と幻視の出現について報告を行っているが、定量的磁化率マッピングにおいても同様の結果を得ることが出来ている。また、各症例の横断的な解析も行っており、病態を反映していると思われる、変性所見と高次機能の関連についても新たな見地を得ている。 症例ごとの経過、症状、高次機能、画像解析結果を適宜データベースにアップデートしており、順調に進んでいる。 なお、研究結果の一部に関して、日本神経学会、定位機能外科学会にて発表を行っており、2021年度においても発表を行う予定となっています。今後さらなる症例(画像、運動症状、高次機能症状など)の蓄積でより明快な結果を得られるだろうと考えられます。。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りエントリーが進んでいる
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度も30例の登録を目標に行う。来年度以降、結果のまとめ、さらに追跡調査を行っていく。
|
Causes of Carryover |
理由;発表などにかかわる費用が実際より少なく済んだため。 使用計画;結果の一部の発表、論文化などに使用する予定です。
|
Research Products
(4 results)