2021 Fiscal Year Research-status Report
神経炎症・酸化ストレスに着目し電気けいれん療法の再発予測因子を探索する前向き研究
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19K17094
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
奥平 和也 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (70644087)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 電気けいれん療法 / 再発 |
Outline of Annual Research Achievements |
電気けいれん療法は、近年その有効性が科学的に再確認され、重篤な精神症状を持つ患者に有意義な治療方法となっているが、施行後1年以内に30~50%の患者において精神症状の再発が認められるという高い再発率が問題となっている。本研究の目的は、重度の精神症状のために、初めて電気けいれん療法が実施される気分障害と統合失調症スペクトラム障害の患者を対象に、電気けいれん療法術後12か月間での精神症状の再発の有無と術前の精神症状、臨床背景、電気けいれん慮法の治療パラメーター、術前、術直後、術後3か月、再発時の精神症状と末梢血炎症・酸化ストレスマーカーの変化との関連を検討し、電気けいれん療法の再発予測指標を明らかにすることである。2019年は統合失調症3例、うつ病1例、双極性障害2例の全6例をリクルートし、うち統合失調症の2例は有害作用による電気けいれん療法の中止、双極性障害の1例は再発、うつ病の1例は再発した。2020年度は統合失調症5例、うつ病2例の全7例をリクルートし、うち統合失調症の2例は再発した。2021年度は統合失調症4例、うつ病4例の全8例をリクルートし、うち統合失調症の2例は再発、うつ病の1例は再発した。よって2019年と2020年と2021年の3年度でリクルート症例数は全部で21症例となっており、再発が統合失調症4例、うつ病2例、双極性障害1例、中止が2例になる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
年間で15例を目標としていたが、本研究への参加基準を満たさない症例を除外すると、初回の電気けいれん療法を施行した症例が2019年度で6例、2020年度で7例、2021年度で8例であったために年間の目標症例数へ到達できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
年間で15例を目標としていたが、2019年度と2020年度と2021年度でリクルート症例は21例であった。よって今後の課題の第一は研究対象症例数を増やすことである。
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Causes of Carryover |
計画していたリクルート症例数より少なかったため、次年度リクルート症例数を増やす
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