2022 Fiscal Year Research-status Report
ヒト内軟骨性骨化モデルに於ける成長軟骨帯形成メカニズムの解明
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19K17295
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木村 武司 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50774402)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 内軟骨性骨化 / iPS細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
Cre-loxPシステムを用いたlineage tracing手法により、iPS細胞から分化を誘導した軟骨細胞の異種移植モデルにおける内軟骨性骨化プロセスの詳細な解析を行った。 まず、COL2A1プロモーター制御でCreを発現し、loxP配列が除かれることで恒久的にGFP色素を発現するiPS細胞を作成した。その細胞を軟骨組織に分化誘導し、免疫不全マウスに移植して内軟骨性骨化を誘導した。得られた骨組織においてGFP発現細胞を同定し、軟骨細胞が成長板様構造と骨組織の中でどのように分布しているか解析を行った。 その結果、ヒト由来のiPS細胞から作成した軟骨細胞が分化転換によって骨細胞系統に変化し、内軟骨性骨化に直接関与していることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍での実験停滞の影響により、当初計画よりも遅延が生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
再現性を確認する実験を行い、論文投稿を予定している。
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Causes of Carryover |
コロナ禍における実験遅延のため
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