2021 Fiscal Year Research-status Report
腸内環境からNAFLD、NASH進展への解明:メタゲノム解析とメタボローム解析
Project/Area Number |
19K17387
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
飯野 勢 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (90814343)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | NAFLD / NASH / アミノ酸 / 腸内細菌叢 / エクオール / Lean NAFLD / レプチン/アディポネクチン / βカロテン |
Outline of Annual Research Achievements |
NAFLD、NASHにおけるアミノ酸の違いを評価し、論文報告を行った。NAFLD、NASHと正常者では、多くのアミノ酸血中濃度に有意な違いを認め、それにはインスリ ン抵抗性が大きな影響を与えていることが判明した。しかし、グリシンはインスリン抵抗性とは独立して、NASHの病態と関連があることも判明した。 NAFLDと腸内細菌の関連について引き続き研究を行った。NAFLDとエクオールの関係について、調査し、腸内細菌との関連について発表を行ってきた。NAFLDとβ カロテンの消費の関連について論文報告を行った。また、NAFLDにおいてレプチンとアディポネクチンの比が肝の線維化へ関連していることも判明し、論文報告を行った。 LeaN NAFLDにおける腸内細菌叢の影響を引き続き検討中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
NAFLDと腸内細菌の関係について、広く研究を行って成果を得ている。学会発表、論文作成も行っている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後も、NAFLD、NASHの病態や進展にかかわる因子について研究を進めていく。
|
Causes of Carryover |
コロナの影響で国際学会での学会発表が困難となった。次年度に積極的に国際学会での発表、まとめたものの論文発表を行っていく。
|
Research Products
(2 results)
-
[Journal Article] Hepatic Macrophages Express Melanoma Differentiation-Associated Gene 5 in Nonalcoholic Steatohepatitis.2022
Author(s)
Kawaguchi S, Sakuraba H, Horiuchi M, Ding J, Matsumiya T, Seya K, Iino C, Endo T, Kikuchi H, Yoshida S, Hiraga H, Fukuda S, Imaizumi T.
-
Journal Title
Inflammation
Volume: 45
Pages: 345-355
DOI
Peer Reviewed
-