2020 Fiscal Year Research-status Report
Artificial intelligence assisted endoscopy system targeting on automated detection
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19K17504
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
三澤 将史 昭和大学, 医学部, 講師 (90459206)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 人工知能 / 大腸内視鏡 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の当初予定は2019年度に作成したディープラーニングによる大腸ポリープ検出支援ソフトウェアを使用したパイロット研究を実施することであった。 パイロット研究に先立ち2019年度に引き続きさらに、ソフトウェアの改良を行った。具体的には学習画像の増加、後処理の追加による偽陽性の低減を行っている。学習画像は5.7万枚から7.1万枚に増加させた。これらの画像を当施設で保有する、ディープラーニングに特化したスーパーコンピューター(NVIDIA社 DGX-station)を活用し機械学習した。採用するディープラーニングアルゴリズムは従来の通りYolo-V3である。その結果従来のソフトウェアから感度3%、特異度1%、偽陽性数の60%を削減することができた。(感度89.7%[per-frame]、特異度93.7%[per-frame]、感度96.0%[per-lesion])。この結果をもとに新たなソフトウェアを構築し、当施設での倫理委員会承認のうえでパイロット研究を開始した。パイロット研究の試験デザインは単施設前向き研究で、本ソフトウェア使用により腫瘍検出率が有意に向上するかどうかを検証するものである。しかしながら、COVID-19のpandemicにより、想定した患者数をリクルートすることはできておらず研究継続中である。なお中間解析では、腫瘍評価項目である腺腫検出率(ADR)において有意差をもって向上していることが確認されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
前向きパイロット研究に関してCOVID-19のpandemicにより、想定した患者数をリクルートすることはできておらず研究がやや遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は引き続き前向きのパイロット研究を実施し、統計解析、論文・学会での成果報告を行って本研究課題を完了させる。
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Causes of Carryover |
COVID-19のpandemicにより、出張が減少したため、旅費が減少した。また同様の理由で、パイロット研究が遅延したため、関連する人件費などが減少したため。次年度はパイロット研究を完遂し、差額はデータ整理用人件費および統計専門家委託費、英文校正費に充当する。
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Research Products
(10 results)