2020 Fiscal Year Research-status Report
DNA損傷と炎症から見た心血管画像診断・インターベンションによる放射線被曝の影響
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19K17533
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
肱岡 奈保子 福島県立医科大学, 医学部, 助手 (40836037)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | DNA損傷 / 放射線被ばく |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心血管インターベンションによる放射線被ばくの身体への影響を、DNA損傷の視点から明らかにすることである。 これまで虚血性心疾患の診断・治療のため冠動脈造影あるいはPCIを受ける患者50例および術者20名より検査前と直後に採血を行い、単核球を分離し、ゲノム DNAの2本鎖切断の指標としてgammaH2AX、異常染色体の指標としてFISHを用い2動原体染色体を定量した。患者においては、gammaH2AX、2動原体染色体いずれも検査後増加しており、gammaH2AXの増加度は、Dose Area Productと有意な相関が認められた。また患者群においてはIL-1alphaおよびIL-1beta mRNAの発現は術後有意に増加していた。 一方、術者においてはgammaH2AX、2動原体染色体いずれも今のところ有意な増加を認めていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
患者に関するサンプル収集は終了した。術者のサンプルはもう少し増やす予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
術者のサンプルを採集し、DNA損傷を定量する。患者群、術者群の単核球よりRNAやタンパクを回収し、炎症性サ イトカイン・ケモカインの発現、細胞内シグナル伝達物質の活性の測定を継続する予定である。
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Research Products
(4 results)