2023 Fiscal Year Research-status Report
The impact of reimbursement on quality of care in patients with heart disease
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19K17538
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
水野 篤 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医幹 (60701646)
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Project Period (FY) |
2021-11-01 – 2025-03-31
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Keywords | 緩和ケア / 循環器病 / 遺族 / 遺族調査 / 終末期 / 急性期 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、診療報酬加算前後における医療行為の変化をInt J Cardiol に報告した。診療報酬加算による直接的な効果は少ない印象であるが、終末期(死亡直前1週間)での人工呼吸の割合は顕著に減少を認めていた。循環器研修施設に限定した解析においても同様であったが、そもそもの心不全に対する緩和ケアの診療報酬加算の取得率が低い(1%前後)ことも一つの課題であることは一つ浮彫となった。遺族調査結果による診療報酬加算の影響はデータのクリーニングおよび解析待ちとなっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要に触れた通り、既にDPC(Diagnosis Procedure Combination)を活用した論文は投稿、受理されている。さらに現在も一報投稿中である。
国立がん研究センターと協働して実施している死亡個票を活用した遺族調査解析も同時に解析し、論文投稿を予定する。
遺族調査に関しては、遺族調査のリストおよび送付済み。前回同様遺族からの問い合わせ等があった場合に迅速に対応できるように準備している。質問票の回答のない母集団に対して、再送予定。データ解析および論文投稿を年度内に行う予定であるが、「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)の補助事業期間の延長の特例」に申請させていただけたので余裕をもって安全に研究を完了させる。
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Strategy for Future Research Activity |
ほぼ完了しているため、論文投稿を年度内に着実に実施する。
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Causes of Carryover |
論文投稿のタイミングと昨今のオープンアクセス費用の高騰を含めて、時間的に余裕をもって調整させていただくことが最善と考えられた。
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