2019 Fiscal Year Research-status Report
多能性幹細胞由来心筋細胞による傷害心筋修復機構の解明
Project/Area Number |
19K17554
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
門田 真 信州大学, 学術研究院医学系, 助教 (70799064)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 心筋細胞 / 細胞移植 / 多能性幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
多能性幹細胞由来心筋細胞移植による傷害心臓の機能回復が報告されているが、幹細胞由来心筋細胞は未熟性・多様性を示し、不十分な治療効果や心室性不整脈の発症といった課題が残されている。これらの課題を解決するためには、心筋細胞の分化・成熟化のメカニズムと細胞移植による傷害心筋修復機構を解明する必要がある。そのために、ラット心臓へ移植後の心筋細胞特性を組織学的および分子生物学的に解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
多能性幹細胞由来心筋細胞をラット心臓へ移植し、細胞特性の時系列変化を組織学的および分子生物学的に解析した。生着心筋細胞において、自動能を持った細胞の割合および自動能に関わる遺伝子の発現が低下する知見を得た。現在論文投稿中である。
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Strategy for Future Research Activity |
移植後の生着などを促進するために、移植前の心筋細胞の特性を最適化する実験および解析を進めている。
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