2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
19K17556
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
成瀬 代士久 浜松医科大学, 内科学第三講座, 助教 (80814417)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フレイル / サルコペニア / 植え込み型除細動器 / 両心室ペーシング |
Outline of Annual Research Achievements |
本学をはじめとする10施設でフレイルやサルコペニアの診断に必要なデータを網羅する前向きの多施設レジストリーを構築し各施設の倫理委員会で承認を受けた施設からレジストリーへの登録を開始している。これまでに約150例を登録した。登録は2022年3月まで継続し、それぞれの症例を2年間フォローアップする予定である。これまで、心不全患者やカテーテル治療を行った患者におけるフレイル・サルコペニアの指標と合併症や予後に関する研究は行われているが、ICD, CRT植え込み患者における同様の研究はないため、その点において独自性がある。データ収集項目としては年齢、性別、基礎疾患、内服薬、検査所見等の一般的な基本データに加えて、フレイル・サルコペニアの指標に関するデータ(DXA法による筋肉量測定、5m歩行速度、握力、Clinical Frailty Scale、上腕・前腕・下腿周囲長)を収集する。評価項目としてICD, CRT植え込み手技に関連する合併症(気胸、植え込み部血腫、感染、リード断線)、頻脈性不整脈に対するICD適切作動、心不全入院、死亡を収集する。このレジストリーを構築することにより、フレイル・サルコペニアを有する症例群が有さない症例群に比べて、① 合併症発生率が増加する、② ICD適切作動率が減少する、③ 心不全入院率が増加する、④ 死亡率が増加するという仮説が検証可能となる。これらの仮説を証明することができれば、フレイル・サルコペニアが進行した患者においてはICD, CRT植え込みのメリットが少なくデメリットが多いことが示され、ICD, CRT植え込みを行う際の費用対効果をふまえた正しい症例選択を行い医療費削減に貢献することが期待される。同じくデバイスであるペースメーカーに関する臨床研究を論文化した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
同意を取得して本レジストリーに登録する患者数が見込みよりもやや少ない。
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Strategy for Future Research Activity |
登録基準に当てはまる症例には文書による同意を得て、本研究への登録をすすめていく。 登録した症例は2年間のフォローアップを行う。
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Causes of Carryover |
症例登録が遅れているため登録謝礼の支払いが遅れている。
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Research Products
(1 results)