2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19K17556
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
成瀬 代士久 浜松医科大学, 医学部, 助教 (80814417)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | フレイル / サルコペニア / 植込み型除細動器 / 両心室ペーシング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2019年6月から2022年3月までに新規のICD、CRT植え込みを行った220例を全国8施設より前向きに登録した。年齢は67±12歳、男性が158例で平均BMIは22.6±3.8kg/m2であった。BMIで4群に分類すると18未満が23例、18以上25未満が145例、25以上30未満が44例、30以上が7例であった。基礎心疾患は虚血性心疾患が77例、拡張型心筋症が44例、肥大型心筋症が19例、不整脈原性右室心筋症が9例、高血圧性心筋症が4例、サルコイドーシスが22例、アミロイドーシスが2例、弁膜症性心筋症が3例、その他心筋症が20例、先天性心疾患2例、Brugada症候群8例、QT延長症候群2例、特発性心室細動8例であった。植え込み時NYHA心機能分類はI 51例、II 83例、III 69例、IV 8例であった。入院時の平均eGFRは50±22ml/分/1.73 ㎡であり、150例で慢性腎臓病(eGFR<60)を認めた。proBNPの中央値は1126pg/ml(4分位 340-2185)であった。Clinical frailty scaleを評価した188例において、3以下 113例、4 52例、5 10例、6 6例、7 6例、8 1例、9 0例であった。CHS Frailty screening scaleを評価した169例において0 59例、1 42例、2 31例、3 22例、4 11例、5 4例であり、3以上のフレイルを37例、1~2のプレフレイルを73例に認めた。心エコーで測定した平均左室駆出率は40±17%であった。植え込みデバイスはTV-ICD 107例、S-ICD 26例、CRT-P 31例、CRT-D 31例であった。周術期合併症として気胸 2例、血種 3例、感染 1例、リード脱落 3例を認めたが入院中死亡は1例も認めなかった。
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