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2019 Fiscal Year Research-status Report

自然免疫系から見た間質性肺炎新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 19K17668
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

石井 崇史  東京大学, 保健・健康推進本部, 助教 (30803118)

Project Period (FY) 2019-04-01 – 2021-03-31
Keywords肺線維症
Outline of Annual Research Achievements

①マウス間質性肺炎/肺線維症モデル・肺線維症増悪モデルの作成
②肺線維症や肺線維症増悪モデル急性期の評価
ブレオマイシン経気道的投与により、気管支肺胞洗浄液細胞数が増多する事を確認した。また、動物用microCTで、肺線維症の特徴を持つ陰影が1週後には出現し、その陰影はおよそ3週でピークになり、その後陰影は瘢痕様に変化しながら縮小していくが、少なくとも6週に渡って陰影は残存することを確認した。CT上で陰影が両側広範にある重症例では、マウスの体重減少も確認され、一部では進行して致死的となった。
ブレオマイシン投与後に一定期間を経過後にpolyICやその類似物質を用いた増悪作成に関しては、現在投与量や時期に関して引き続き検討しているが、polyICでは好中球性炎症が惹起されるもののCT上で認められた肺の浸潤影が更に広範に広がるような増悪は起こりにくい(polyIC投与によりIFN分泌が起こるのでその影響がある可能性がある)ので主に類似物質を用いて続けている。MDA5KOマウスは現在戻し交配が終了した段階である。
③肺胞上皮細胞の評価
肺胞上皮細胞セルラインであるA549にpolyICやその類似物質を投与する事で炎症性サイトカインであるIL-8のmRNA産生上昇を認めた。CRISPR-Casを用いたMDA5遺伝子欠損の作業は現在継続中である。ベクター構築、gRNA挿入やピューロマイシンによるセレクションまでは問題なく行く事を確認したが、実際にゲノム編集が起こるようなgRNAを作成中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

MDA5KOマウスの戻し交配に時間を要した事や、肺線維症急性増悪モデルの適切なプロトコール作成に時間を要している。

Strategy for Future Research Activity

肺線維症急性増悪モデルの適切なプロトコール作成が済み次第、マウス実験が早く進むものと考えている。肺線維症においてのブレオマイシン以外のモデルの導入も検討する。

Causes of Carryover

マウスの戻し交配段階で予想以上に時間がかかり、これが終われば実験の幅が広がり2年ベースで予定通りの金額が使用できると考えている。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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